「ドルコスト平均法」と「複利」の話は一緒に考えてはいけない(気がしてきた)

このところの相場の乱高下を見ながら、積み立てている投信を安いタイミングで少しだけ買いましました。

まあ、今すぐ必要な現金ではないし、必要になったらその分取り崩せばいいや、と思って、現金の比率を少し落とした形です。

色々考えてみると、値段の動くものに対しては「複利効果」というのはないような気がしてきました。毎年必ず増えるものではありませんし、利子のあるものでもありませんからね。分配金が出るものは「複利」的に見えますが、なんかちょっと違う気がする。

値動きがあるものはあくまでも「ドルコスト平均法」の中で考えるべきなのでしょう。安い時には口数を多く買え、高い時は口数を少なくても買う、ということですが、これのメリットはより原資を多く積み立てることで、売却時に基準価格が少ししか上がってなくてもリターンの金額が多くなることかな、という気がしてきました。

でもここに「複利効果」はないんですよね。

そう考えると、金融庁の「つみたてNISA」のホームページに「資産運用シミュレーション」があるのはおかしい気がしてきました。これは複利効果のシミュレーションなので、その通りになるわけではないですからね。 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

もっときちんと理屈付けて説明したり、自分でシミュレーションしてみた方がいいんだと思いますが、このところ仕事でヘトヘトなので、GWの宿題にしたいと思います。