ファイナンシャルプランナーというお仕事

QUICKのニュースにこんな記事が載っていました。

FP・IFAへの相談、経験者の6割は「今後も利用したい」 http://www.quick.co.jp/3/article/12751

「6割」という数字をみると多いな、と感じますが、これはあくまでも利用経験者で、相談を受けたことがある人は8.4%、有料相談はそのうち0.9%にすぎません。

この中の6割しか「今後も利用したい」と考えると、なんだか絶望的な数字に見えてきます。

「お金のことをお金を払って専門家に相談する」というのは、まだまだ富裕層の考え方なのかもしれないですね。ただ節税とかってことであれば、税理士さんに行くのかな。

FP試験を受けて見て思ったのは、この資格を持っていても出来ないことが多すぎるということです。税理士さんじゃなければ個別の税金計算はできません。特定の保険を進めることもできないし、じゃあ、何ができるんだ?と考えたのも事実です。

その状況でFPの仕事として開拓されたのが「家計診断」の分野でしょう。実はものすごく制度の網をかいくぐっているエリアなんです。でも、「じゃあ、手続きを代行しますよ」の所には絶対に足を踏み入れません。

そうすると、相談する側は「何にお金を払うんだろう?」と考えてしまいます。この辺りが利用者数の少なさや、継続利用の希望者の少なさに繋がっているのではないでしょうか。

自分自身、「お金のことをお金を払って相談する」ことに、今現在躊躇しています。だから、自分で勉強しちゃったんですよね。