生活防衛資金の考え方 ー 貯蓄編
何かあった時に1年間生活を貯めておく、と考えた時に、それはどこに置いておくのがいいでしょうか。
「生活防衛資金」って言うんだから、リスクのない現金や普通預金でとっておくべき、という考えの人(本など)が多いようです。でも、本当に現金が無いといけないんでしょうか。
一番重要なのはすぐに現金化できるものがどのぐらいあるか、って考えると、必ずしも普通預金やタンス預金である必要はないような気がしてきました。
- 普通預金:24時間365日現金化可能。 曜日・時間・場所によって手数料がかかる
- 中途解約できる定期預金:中途解約可能であれば、当日〜翌日には普通預金に入金可能。
- 中途解約できない定期預金:満期までは現金化できない
- 現物株・投資信託:売却後3〜4日後に現金化可能。タイミングによって利益や損失が出る。
- 個人年金保険:解約までには2週間〜1ヶ月かかるが、契約者貸付の制度で当日現金を引き出すことは可能
- iDeco:60歳まで不可
- つみたてNISA:投資信託と同じように売却可。ただし、その時点で売却益に対しての税効果終了。
- マンション:売却すれば現金化可能。ただ住宅ローンを返済しなければいけないので、いくら手元に残るか(もしくは借金がどれぐらい残るか)は未知数。
マンションの話はここではしないことにして、それ以外のものを眺めると、現金化がすぐできるものと、時間がかかるものがありますね。
1週間以内ぐらいで現金化ができ、投資信託などのリスク資産は評価率を50%、無リスク資産は100%ぐらいで考えた時に、先の支出が何ヶ月分あるか、というのを考えるといいのかなあなんて思い始めました。
次回、実際計算して考えてみます。